ホームページ制作に使える補助金とは
コラム

#お役立ち情報

ホームページ制作に使える補助金を紹介

補助金と助成金の違いに注意

補助金は、国や地方自治体から事業者に対して支給されるお金です。補助金には、設備費補助金、人件費補助金、広告宣伝費補助金など、さまざまな種類がありますが、ホームページ制作に使える補助金はある程度限られていますので、補助金の中で、ホームページによく使われるものについて今回はご紹介いたします。
なお、よく間違えやすいものに「助成金」というものがあります。補助金は国や地方自治体から支給されることが多いですが、助成金については厚生労働省が管轄します。補助金と違って、使途は「人」に関するものが多く、例えば採用に関する助成金、健康診断に関する助成金などです。また補助金は採択があるため、実際採択されないと使えないものに対して、助成金は条件をちゃんと満たしていれば、100%支給されるものとなります。このような違いがあるものの、総じて補助金という表現をされることが多いため、せっかくなのでこの機会に使い分けできるようにしておきましょう!

それでは本題です。ホームページ制作に使える補助金は主に以下があります。

  • 小規模事業者持続化補助金
  • 事業再構築補助金
  • IT導入補助金
  • 地方(県や市町村)から出される補助金

それぞれの補助金については以下のとおりです(年度によって内容がガラッと変わる場合があります。記載時点の内容となります点、ご注意ください。


小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が行う経営計画に基づく販路開拓や生産性向上のための設備投資等を支援する補助金です。補助率は最大3分の2で、補助上限額は200万円です。小規模事業者持続化補助金の申請要件は、以下のとおりです。

  • 小規模事業者であること
  • 経営計画に基づく事業計画書を提出すること
  • 補助事業に要する費用を自己資金で支出すること
  • 補助事業を完了すること

小規模事業者持続化補助金の申請方法

申請書類作成 ▶︎ 申請書類を商工会議所や商工会などに提出 ▶︎ 審査 ▶︎ 補助金交付

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者の経営改善や販路拡大を支援する補助金です。昔から存在している補助金で、毎年同じ名前で予算が組まれていますが、採択率は年によってばらつきが大きい特徴があります。当社の経験上ですが、コロナ渦前の採択率は30-60%ぐらいでしたが、コロナ禍では採択率ほぼ100%、その後現在も採択率は80%ぐらいはあるという認識です。申請にはちょっと手間がかかりますが、当社では代行申請も承っています。
また、一度この補助金を使った後でも、用途が違えば複数回申請できるといった点も特徴です。資料の作成においては地元の商工会議所がバックアップしてくれますので、興味のある方はまず現状この補助金が取り扱い期間中であるかを確認の上、商工会へ相談してみることをお勧めします。
(追記)ホームページで使える金額に制限がありますので注意してください。例えばホームページ制作のみでの補助金申請ができなくなっています。この補助金を使う場合は、他の投資と合わせて申請する必要がありますので、ご注意ください。詳しくは,こちらご覧ください。


事業再構築補助金

事業再構築補助金とは、新型コロナウイルス感染症が発生したタイミングで生まれた補助金です。したがって、当初のこの補助金の目的は、コロナ禍の影響で売上減少等に伴う事業再構築を実施する中小企業等を支援する補助金と定義されています。この補助金の特徴は、「でかい金額を狙うことができる!」です。小規模事業者持続化補助金は数百万円までの補助金額が上限となっていますが、この補助金の上限額は1億円を超えます。
その分、申請から受注に至るまでは非常にハードルが高いという特徴がありますが、事業再構築補助金の申請要件は、以下のとおりです。

  • 中小企業等であること
  • 事業再構築計画を策定すること
  • 補助事業に要する費用を自己資金で支出すること
  • 補助事業を完了すること

事業再構築補助金の申請方法

申請書類作成 ▶︎ 申請書類を経済産業省に提出 ▶︎ 審査 ▶︎ 補助金交付


流れ的には他の補助金と同じですが、例えば申請書に記載する事業説明資料は最低でもA410ページ、多いと15ページ程度のものが求められます。補助金の中では比較的採択率は高く4割ぐらいと言われていますが、これも年度によって大きく変わります。当社も申請代行を何度かさせていただいたことがありますが、この補助金の利用を検討されているようであれば、ホームページ制作だけではなく、トータルで事業に必要なツールを準備するなどの方法で検討されることをお勧めします。正直、ホームページ制作だけでこの補助金を使うことは制作にかかる労力(もしくは外注コスト)と対価が見合わないことが多いと思いますので、お勧め致しません。


IT導入補助金

IT導入補助金は他の補助金と少し毛並みが異なります。この補助金を使うには、IT導入支援事業者を通じて申し込みます。したがって依頼しようとしているホームページ制作会社がIT導入支援事業者に認定されていなければ使うことができない補助金となります。取り扱いが開始されてから、もうすぐ10年が経とうとしている歴史の長い補助金でもあります。他の補助金同様、その用途については名前は同じでも毎年結構大きく変更されるという特徴があります。ホームページの制作についても使えたり、使えなかったりする場合がありますので、現在取り扱いをしている補助金が対応可能かどうかを確認してから利用を検討するようにしてください。
さて、冒頭、IT導入支援事業者を通じてしか申請できないと書きましたが、裏を返せば、ある程度のことはIT導入支援事業者がやってくれますので、こちらの補助金については要件さえ満たせば、申請されることをお勧めします。昔と比べて採択率は低くなってきていると感じていますが、ともあれ申請手続きをIT導入支援事業者が代行してくれるのは楽で助かりますのでお勧めです。

IT導入補助金の申請要件は、以下のとおりです(2024年時点)。

  • 対象者: 中小企業・小規模事業者等
  • 補助対象経費: ITツールの導入に必要な経費(ハードウェア、ソフトウェア、導入支援サービス等)
  • 補助率: 最大3/4
  • 補助額: 最大450万円/者


地方(県や市町村)から出される補助金

上記で紹介した補助金以外にも、地方から出される補助金でもホームページの制作に使えるものが多数あります。
当社実績としては、例えば執筆現在において、岐阜県本巣市の「事業サポート補助金」や岐阜県の「中小企業販路開拓等支援事業費補助金」の申請代行をしています。
これらの補助金は全般、国の補助金より申請が簡単で、採択率が高い傾向があります。また、募集期間が短いものも多いので、自身のアンテナを高くして補助金が出ているかどうかを察知できるかどうか?も重要になってきます。例えば岐阜県の補助金は募集期間がほぼ1ヶ月程度と短く、しかもあまり案内も積極的にしていないようで、都度ホームページなどで情報チェックしていないと誰も気づかないのでは?と思ってしまうくらいひっそりと実施されています。

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